語学習得のコツ②

以下の内容は、私個人が自分自身の経験をベースに書いていることで、言語学の専門家でもなんでもないので、ご留意の上、読んでいただけると幸いです。

また語学に限らず、何かを習得するのに正解はないと思っています。私が独学での英語やプログラミング習得の時に経験したように、どんなやり方でも、粘り強く続ければある程度できるようにはなるんだと思います。ただ、私自身ドイツ語をゼロから習得するにあたって「より効率的」なやり方を追求した結果、たどり着いた一つの解がこの投稿内容であり、実際それで英語の時より格段に速く実用的なレベルに到達することができました。

なので「これだけが正解」というわけではなく、「こういう取り組み方もあるのか」という目線で読んでいただければ幸いです。

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さて、ある言語についてネイティブでない場合、語学習得にはいくつかの段階があると思っています。

①その語学の知識ゼロ。単語が一つもわからないレベル(ゼロレベル)。

②単語と簡単な文法は分かる。単語で意思疎通はぎりぎり可能なレベル。(超初級)

③文章での意思疎通が可能になる。知人や友人と日常会話も少しだけできるようになる(初級)

④ある程度長い文章を使って、すこし込み入った意思疎通ができるようになる。(中級)役所や病院、レストランで複雑な内容でない限り困ることは少なくなる。

⑤複雑な構文を使って、高度な抽象概念や時事問題に関する意思疎通ができる。(上級)

⑥ビジネスレベルかそれ以上(超上級)

上記の分け方は個人的な経験に基づいてますが、ヨーロッパ言語共通参照枠というレベル訳でもA1, A2, B1, B2, C1, C2と六段階になっていて、だいたいこんな感じなので、感覚としては悪くないのではないでしょうか。(ちなみに私自身は、現時点で英語は⑥レベル、ドイツ語は④と⑤の間くらいです。)

そして当たり前ですが、それぞれの段階でやるべきことや最適な教材は全然違うわけです。

経験則的にですが、各レベルで必要だと思う学習は今のところ以下のようになりました。

①ゼロレベル:まずは単語とその発音。あと超基礎の文法。

②超初級レベル:単語と発音。単語と短文が通じるようスピーキング練習。

③初級レベル:単語と発音。単語と短文を話して通じる&聞いてわかる練習。

④中級レベル:より高度な単語と構文のバリエーションを、話す&聞く練習

⑤上級レベル:短いニュースや雑誌、会話やテレビドラマから時事ワードや辞書に載っていない生きた単語を学ぶ。それを、話す、書く、聞くで使えるよう練習(特に「話す」)。

⑥超上級レベル:仕事で高度な表現を日々使い、学ぶ。高度かつ複雑なテーマでエッセイなどを書き、添削してもらう。大学の社会人講座等をうける。ニュースや映画など、スクリプトがない媒体でリスニングとその言語での抽象思考を鍛える。

(「単語」「発音」「スピーキング/話す」という点を強調しているのは、それが一番大事だと思うからです。多くの場合、その言語が実用的なレベルで使えないのは語彙不足だと思います。「(伝わる発音で)話せ」て「意味が分かる」単語の数さえ増えれば、多少構文は怪しくても文章はかなり聞き取れるし、書けるし、読めるからです。ちなみに、「単語」には「動詞や名詞の変化形」も含まれます。)

さて、こうしてレベル別に書いてみると、よくある「ある言語を話せるようになるにはどうしたらいい?」という質問への一律の解などないのが伝わるでしょうか。正解は、「あなたが今どのレベルかによって&どのレベルを目指すのかによって違います」だと私は思うのです。

しかし、多くの人はこの質問に対し「〇〇を習得するにはXXの方法がいいよ」というのを嬉々としてアドバイスしてくれます。しかしそのアドバイスはたいてい、その人自身が「ある一定のレベルの時期に取り組んでうまくいった勉強法」でしかないわけで、「今のレベルでは何をどう重点的に勉強するべきか」という大事な視点が抜け落ちていることを、(アドバイスされる側は)頭に入れておく必要があると思います。

例えば、私がドイツ語勉強し始めた当時、多くの人から「ドイツ語のテレビやラジオをたくさん聞くといいよ」とか「子供向けのドイツ語の本を読むといいよ」とかいろいろアドバイスをもらいました。

が、その当時の私はそのアドバイスをまるっと無視しました。なぜなら、それらは中級か上級向けの教材であり、「テレビやラジオを聞いても右から左へ抜けていくだけ」「子供向けの本でも1ページに知ってる単語が前置詞しかない」みたいな超初級か初級の状態だと、時間ばかりがかかって得るものが少ないということを英語学習の試行錯誤から学んでいたからです。

英語学習のときはそんなこと誰も教えてくれなかったので、それこそ誰かが「〇〇の参考書がいい」と言っていれば中身を吟味せずに買って取り組んだし、大学生のころは憧れだけで「English journal」を読んだり、使えるようになったばかりのインターネットでCNNやBBCを見たりしていました(ちんぷんかんぷんでした)。

しかし、自分の目的とレベルにあってない教材や勉強方法は、「教材の内容がまったくわからない」「やってもやっても上達してる気がしない」という挫折感につながり、上達に時間がかかるばかりか、やる気を挫く原因になるということを、このころに学びました。

経験則ですが、上記の①~⑥のレベルで、2つ上のレベルの教材を使ってしまうと、実力と教材のレベルのギャップで学習が嫌になりがちです。(例えば③のレベルの人が⑤のレベルの教材であるニュースやテレビドラマをいきなり使う、など。)

理想は「自分の今のレベルをターゲットにした教材が90~100%程度わかるようになったら次のレベルの教材へ」だと思います。

英語で散々色々な方法を試して失敗(というか時間を無駄に)してきた結果、今自分が取り組むべきレベルの教材を見分ける目安は自分なりに以下のように落ち着きました。

・その教材の3-5割程度の単語や文法はすでに知っている
・リスニング教材の場合、「こういうことを言ってるんだろうな」というぼんやりとした見当はつくが自信はない
・リスニング教材の場合、スクリプトがついているもの(中級以下の学習者には必須!)。スクリプトを読んで「読めばほぼわかるが聴くだけだと怪しい」レベルの教材がいいです。

なので、感覚的には「ちょっとやさしく感じるレベル」を完璧に仕上げてから次に行く、という感じでしょうか。

多少背伸びをして上のレベルの教材で勉強するのも視界が広がって楽しいのも分かるので、時々はいいと思うのですが、あくまでメインの教材は自分のレベルにあったものでやるのが一番早く効果が実感できるのでは、と思っています。

ここまで「何を重点的に学習すべきか」の「what」を書いてきましたが、特にドイツ語の学習で「具体的にどういう教材やツールを使って」「どういう風に学習してきたか」というhowのところを次の投稿でまとめられたらと思っています。

語学習得のコツ①

すみません、なんと2か月ぶりの投稿です。

早いものでドイツ在住も再来月(7月)でちょうど3年になります。

ハンブルク、ミュンヘンと渡り歩いてケルンに引っ越してきてからも、早一年半強。

とはいえ、相変わらずドイツ人の夫とは英語で話しているし、仕事でも英語と日本語しか使わないので日常生活でドイツ語を使うのは生活の1割以下(役所とか病院とか)。

そんな状態なので、普通に毎日過ごしてるとドイツ語の上達(もしくはダメダメぶり)を実感する機会というのがあんまりないのですが、だいたい1か月に一回ある下記のような家族イベントがわたしにとってのドイツ語力を試す絶好の機会になります。

1.近くに住んでいる義両親が自宅で開くホームパーティ。基本、50代~70代くらいのドイツ人8-10人に囲まれ、4-5時間のディナー。

2.義実家の家族で集まる会(下は7歳、上は80代の約十数名)もしくは家族旅行(数日~2週間とか)。

これがねー、何語でもそうですが言葉があまり分からない状態で参加するのは本当に辛いんですよ。

「なんとか聞き取って会話に参加しよう」と神経を張り詰める状態が4-5時間以上続くと、たいていいつも、会の後半で物凄い頭痛と腹痛、そして疲労感に襲われます(旅行だと一回は寝込みます)。

みんなとってもいい人なので、その場にいること自体はたのしいし、相手も「会うたびに上手になるね」などと励ましてくれるし、なんなら時々英語も挟んで解説もしてくれるんだけど、「話の詳細が分からない」「とはいえ全く興味ない素振りも失礼」「いつ意見を聞かれるか分からない」「うまく話せないので自尊心をゴリゴリ削られる」な状態が数時間(旅行の場合は何日も)続くと本当に辛い。

しかも会話の範囲は、旅行、休暇、ワイン、スポーツ、ご近所のゴシップなどのライトなものから、仕事の状況、諸外国の文化、政治、経済、時事問題、、、と多岐に渡るのでいつの間にか変わる話題についていくだけでも精いっぱい。

いつも疲労困憊しすぎて、こうした会の翌日には必ずお腹を壊していたのです(多分、脳みそがフル稼働すぎて胃が食べた食事を消化できてないのが原因)。

しかし、永遠に続くかに思えたそんな状況にもようやく終わりが見えてきました。

ここ2週間の間にあったホムパ夕食会と家族の集まりで、ようやく「疲労困憊しすぎずに多岐に渡るテーマの会話を楽しめるレベル」に到達したことを実感できたのです!(そして翌日お腹も壊れなかった!)

長かった…

33歳の時にドイツ語ゼロから始めて、MBA留学中&仕事しながら独学で基礎編を学んだ1-2年→ドイツで働き始めたのにドイツ語学習から遠のいた1年(仕事は英語のみだった)→スクールで基礎~上級編まで習った1年→起業の傍ら独学での学習強化(今ココ)

と、足掛け3-4年。

確かに長かったし、もっと早くこのレベルに到達するひとも沢山いるんでしょうけど、個人的には「英語よりもかなり早かった」というのが個人的な感想です。

英語は中高大で計10年、その後の自己研鑽時期も入れると12-13年は、今のドイツ語レベルと同等の英語レベルに達するのに費やしてる気がする。

この大幅なスピードアップを可能にしたのは、やっぱり英語の時に試行錯誤した「自分なりの語学習得の失敗・成功パターン」をドイツ語学習に応用できたからだと思うのです。(実は「今すでにドイツに住んでる」という状況はそんなに役には立ってないというのが個人的な実感。長年住んでても言語話せない人はごまんといるのがその証拠でしょう…。)

ちょっと前置きが長くなったので、次回の投稿で、「私なりに掴んだ語学習得の失敗・成功パターン」をまとめたいと思います。

これはたぶんどの言語にもほぼ共通で、私はドイツ語もうちょいマスターできたら次はフラ語か中国語を狙っています(笑)

ただ、人によって多少の向き不向きはあるのかもしれません。例えば、聞き取って喋るのが得意なタイプの人は綴りを覚えるのが苦手だったり、読むのが得意な人は音を聞き取ってそのまま喋るのが苦手だったり。そういう得手・不得手によってどういう勉強方法が最適かは多少変わるのではないかなと。

ただ、大原則はそんなに変わらないんだろうなとも思います。

ではでは。

ジャム 2019

2月のサボり分を取り戻すかのように頑張って更新しております。いつまで続くでしょうか(笑)

さて、昨年大量に作って一年弱かけて消費してきたジャムがついになくなりかけてきました。

いちごジャム最後の一瓶(なくなりかけ)

去年は春と夏頃に、アプリコットジャムといちごジャムを沢山つくったんだけど、1年もたなかったなー。

もともと甘いものを食べる習慣がないので、ジャムもたまにしか食べなかったんだけど、自分で作ると甘さ控えめにできるし、市販品よりフルーツのフレッシュさも感じるので週に4-5日は食べるようになりました。

甘さ控えめにすると、保存性も落ちるからうちでは今食べてる瓶以外はすべて冷凍保存。

だいぶ寒さも緩んできたので、ジャムにするといい果物がたくさん出回り始めるのもあとちょっと。今年は去年以上にたくさん作って、1年もつようにしなくては。

 

炭水化物ラブ 続き

前回の投稿で炭水化物好きを告白した私ですが、麺の中でも担々麺が大好きです。

というわけで、ある日の休日お昼ご飯

スープから手作りの担々うどん(さすがにうどんは乾麺です)

スープは練りゴマ使うんだけど、日本産の練りゴマはアジアンショップに行かないとないし、高いので、トルコ料理に使う「タヒーニ」という練りゴマをよく使っております(ドイツにはトルコからの移民が多い)。

ゴマ大好き夫婦(旦那さんの好物はいんげんの胡麻和え(笑))としては「トルコ人、ありがとう!」と感謝せずにおられません。

最後にラー油垂らしたかったけど、今切らしてるのでこちらも作らねば。

てことでどんどん増える手作り食品。

もともと田舎者なので、手に入らないものは作るか代用品を探すのは慣れっこだしね。意外とそういう創意工夫が楽しかったりもする。

今日もごちそーさまでした!

ないものは手作り

おおっと、また1か月ブログを放置してしまった…。めげずに訪問してくださる方、すみません、ありがとうございます。

さて基本ヘルシー志向な私ですが、炭水化物が大好きです。白ご飯、麺、パスタ、パン、、、ああ、幸せ。2年ほど前に、流行にのって低糖質な食事も一度試してみましたが、炭水化物ラブが強すぎてすぐに挫折しました。

食べたいもの食べられない人生なんてイヤだ!!!食べたいだけ食べて頑張って運動する!と開き直り、それ以来基本好きなものを食べて、毎日運動するようにしました。

そんな炭水化物ラブな私が大好きなもののひとつがバーガーです。日本にいた時はモスバーガーやフレッシュネスバーガーが大好きでした(マックはなぜか無理。食べるとお腹壊すのです…)。

ハンバーガーも好きですが、フィッシュバーガーや日本独自のとんかつバーガー、エビかつバーガーの方が好きかもしれません。しかし、ドイツのハンバーガー屋さんは基本ハンバーガーのみ。しかも一個がデカいので、「ちょっと小腹がすいたから」という感じではなく、一食としてがっつり食べる感じ。

というわけで、最近休みの日には家でよく色んなバーガーを作っているのですが、近所でバーガー用のバンズを買えるところがなくなってしまった…。いろんなパン屋を探して回るも、なかなかない。

ないなら作ってしまえということで、三連休を利用してバンズを焼いてみました。

かたちはいびつですが、まあまあの出来。

翌日に、メンチカツを揚げてメンチカツバーガーを作ってみました。野菜を買い忘れたので、キュウリのみ敷いてみた。

ちょっとパンをトーストしすぎてパサついてしまったのですが、メンチカツのジューシーさがたまらん~。

沢山焼いて冷凍保存してあるので、また色んなバーガーを作って楽しもうと思います^^

余談:

うちのドイツ人の旦那さんは、とんかつバーガーとコロッケパンがお気に入り。どのくらいお気に入りかというと、普通に晩御飯に何食べたい?と聞いたら「とんかつバーガー」と答えるくらい。いや、晩御飯にはさすがに作らないけど。

映画 クレイジーリッチ

クレイジーリッチ(原題はCrazy Rich Asians)という映画を観ました。

タイトルから勝手に、超金持ちのアジア人がアメリカでブイブイ言わせる話かと思ってたら、全然違ってました。

母子家庭で苦労して育った中国系アメリカ人のレイチェルは、ニューヨークで若くして大学の経済学の教授になるほど優秀な女性。

付き合って何年かになる彼氏が、親友の結婚式のため、故郷のシンガポールに一時帰国する際に一緒に行かないか、とレイチェルを誘うシーンから映画はスタート。

以下ネタバレありなんですが、レイチェルは知らなかったけどこの彼氏がシンガポールの超大富豪の息子で、紹介された家族(主に母親)からレイチェルは受け入れられず、またあまりの生活や価値観の違いにも戸惑い、この先彼と付き合いを続けるか悩む、というようなストーリー。

観ていくうちに、実はこれはいろんな立場の女性が、それぞれに大切なもののために悩み、戦い、ぶつかり合い、乗り越えていく話だということに驚く。最初重要人物かに思えた彼氏は実はただの記号で、別に大して重要ではなかったんですね。

キーになるのは、主人公のレイチェル、彼氏の母親、その姑(つまり彼氏の父方の祖母)、レイチェルの母親で、つまり全員女性。

最初の「彼女であるレイチェルを家族に紹介する」と、中盤の「プロポーズ」というアクション以外、この彼氏が自発的に取る行動はあんまりない。

それ以外の決断やアクションややりとりは、全て女性側によって行われている。

あまり知られてないと思うんですが、映画における、ジェンダーバイアスの程度を図るベクデルテスト(Bechdel Test)というのがあります。

内容は簡単で、単に以下の3つの質問にイエスと答えられるかどうか。

  1. 2人以上の、セリフのある女性キャラクターが登場するか?
  2. その女性キャラクター同士は互いに話をするか?
  3. その話の内容は、お互いに好きな男性以外のことか?

の3つ。

簡単なようで実は以外と全部満たすのは難しくて、例えば最近の人気映画トップ100のうち、この全ての質問にパスしたのはたった11の映画、という結果もあるくらい。

ハリウッド女優のリースウェザースプーンは、この現状を変えるためにプロダクション会社を立ち上げ、Woman of the year の賞をもらったりもしている。(スピーチもとても面白いのでおススメ)

https://youtu.be/JKKRBnpDpBY

最近はアナ雪にせよ、こういう映画にせよ、女性の自立と成長を描いた良作が沢山出てきて、まだまだジェンダーギャップはありつつも、いい方向に進んでる感じはある気がする。

と言うわけでこの映画、おススメです^_^

妻のいぬ間に…

この週末、友人とパリに来ています。ちょこっと仕事もしますが、ほぼ遊びです(笑)

そんな不良妻がパリで遊んでる間に、うちの旦那さんは何してるかといえば…

なんと家でグラーシュ(ビーフシチューみたいな料理)を作るらしい!

しかも野菜の出汁でとるスープストックから作るらしい!

更に、最近Netflixで話題のこんまりさんのトキメク片付けの番組をみて触発されたらしく、家の「Komono (小物のこと)」を片付けたいらしい。

(ちなみに彼は大変な綺麗好きで、もはや片付けるとこなくない?と私は常に思っているのですが(もちろん私が片付けているわけではない。積極的に散らかすわけでもないけど。))

どんだけ家事力高いんだ…(ガクブル)

本人は大変楽しみな様子で、私を駅に車で送ったその足で、スーパーに買い物に行かれました。前日にレシピ集見比べてウウキ買い物リストまで作ってたよ(超マメ)。

ということで、私は週末パリで遊んで帰ったら、1日かけて彼が作ったグラーシュが家で待っていて、しかも小物が綺麗に片付けられているらしい。

……私、そのうちバチが当たるんじゃないかしら。

家事力高い旦那さん、超いいですよ!という宣伝兼ノロケでした。

ちなみに私が週末旦那さんがもしいなくて1人だったら、多分三食テキトーご飯で済ませて、読みかけの本を読み漁り、天気が良ければちょっと散歩して、昼寝して、お風呂にゆっくり入って、夜更かしする、だと思うな(家事的要素がどこにも見つからない(笑))

美女と野獣 ミュージカル

宝塚歌劇を観に行けなくて辛いので、とりあえずなにかミュージカルを、ということでケルンで美女と野獣のミュージカルを観てきました。

全くいらん情報ですが、ドイツ語では

Die Schöne und das Beast(ディー シューネ ウント ダス ビースト)

です。

美女と野獣はとにかく音楽が良くて、映画はアニメ版も実写版も大好きなんですが、このミュージカルは…うーん、65点くらい?

全体的には悪くないけど、残念ポイントとしては

  • 元が1時間半くらいのミュージカル映画を引き延ばして2時間半にしてるので、引き伸ばされた部分のセリフのやりとりやダンスが冗長
  • 引き伸ばされた部分に追加されたオリジナルじゃない曲も微妙
  • セリフや歌は全部ドイツ語なんだけど、キャストがほぼ全員チェコ人(笑)で、特にヒロインのベル役の人の訛りが気になって演技に集中できない。ほかの人はそんなに気にならなかったけど。

などがありました。

逆に良かったポイントは、

  • 野獣役の人の歌声が素晴らしかった。野獣役はオリジナル版ではほとんど歌やセリフが無いんだけど、ミュージカル版では尺を引き延ばす必要性上、歌やセリフがかなり追加されてて、歌声がいいので曲がイマイチでも聴かせる聴かせる。
  • あと、悪役?(アホキャラ?)のガストンも声が良くてキャラが立ってたし、メインソングを歌うポット婦人(名前違うかもしれないけどポットの形してるし)の歌声も素晴らしかった。
  • あと、生演奏だったので演奏はすごく良かった。最初に演奏が始まって、幕が開くまでのワクワク感は宝塚を思い出して泣きそうになりました。

結局最後は宝塚を思い出して終わるんかい!という感じですが(笑)、せっかくミュージカル劇場が地元にあるケルンに住んでいるので、またちょこちょこ観に行きたいと思います。

次はミス・サイゴンが来るらしい。

エコチェンジ

前回も書きましたが、プラスチックを減らそうチャレンジをやっております。

もともと、ゴミ箱にかぶせるビニール袋の消費が気になっていました。

ドイツでは買い物したときにビニール袋はくれないので、基本的にショッピングバッグを持参するか、紙袋をその場で購入するのが一般的。

なので、ゴミ箱にかぶせるゴミ袋は、こんな感じで売られている新品のビニール袋をわざわざ買っていました。

前から、「わざわざビニール袋買って捨てるってどうなの?」と思っていたのです(ドイツには指定のゴミ袋はなく、アパート1階に置いてあるゴミボックスにゴミを入れると、定期的にゴミボックスの中身だけ収集してくれるシステムです。なので別に袋に入れる必要はない。ビニール袋を使ってたのは単にゴミボックスまで持って行って捨てるのが楽なだけ。)

ということで、とりあえず湿ったゴミがほとんどでない紙ゴミ(下写真の右上)とリサイクル用プラごみ(下写真の右下)のゴミ箱に被せてたビニール袋を辞めて、布の袋(というか単に使ってないショッピングバッグ)に変えました。

これなら、ゴミ箱ごとアパート1階のゴミボックスまで持って行かなくても、中身だけゴミボックスに捨てて袋は持ち帰り、ゴミ箱にまた被せればいいだけ。

湿り気のあるゴミも入れるその他のゴミ箱(上写真の左下)はまだビニール袋なので、なにか良い方法を考えたいと思います。

けど、とりあえずビニール袋の消費がこれで1/3になりました!

ゴミの収集方法が異なる日本ではあまり直接役に立つ情報じゃなくてすみませんが、プラやビニールの消費について見直すきっかけになれば幸いです。

次に気になってるのは、洗剤やシャンプーなどのプラ容器。

なんとかこの辺を減らせるように次から工夫してみたいと思います。