愛とは障害を乗り越えるもの

宝塚禁断症状が末期なのですが、既存の宝塚歌劇の視聴サービスはすべて国内からのアクセスオンリーなので死にかけてます。(IPアドレスで国外からのアクセスかどうかがバレる仕組み。)

Sling boxというテレビ番組転送システムも試しましたが、機械が悪いのかうちの実家のテレビとの相性が合悪いのか、リモコン操作ができず断念。(3万円近くもしたのに…涙)

そこで、ついにVPNサービスを購入することに。これは日本国内のサーバーを経由することで、海外からでも国内からのアクセスのように見せかけられる仕組みで海外在住者にはおなじみのサービスです。(どうも徐々に規制され始めているようですが。。。涙)

以前から、VPNサービスを使う方向は考えていたのですが、プロバイダーが星の数ほどあるのでどれにするか悩むのが面倒くさい…という理由で後回しにしていたのですが、もうそろそろ宝塚禁断症状が末期ということでついに重い腰をあげました。

色々調べて、ワールドワイドにサービスを展開しているPrivate internet accessというプロバイダーにしました。評判もよさそうだし、なにより日本のプロバイダーより安い。ウェブサイト用のレンタルサーバーといい、インターネット上のサービスは日本のプロバイダーにこだわらない方が、サービスの歴史も長く、安くて品質のいい選択肢が多いですね。

しかし、宝塚オンデマンドをみるための媒体である楽天TVはそれでも「VPN経由」ということを察知して接続できない仕様になっており(涙)、残る手段はGYAO!のみ。(ちなみにNetflixもVPN察知するようです。涙。)

ユーザーインターフェースと画質はかなりいまいちですが、ほかに手段がないので仕方ない。

ということで、ようやくGYAO!経由で宝塚オンデマンドを視聴することができるようになりました!感無量…

愛とはどんな障害でも乗り越えさせてくれるんですね…

 

10年

10年て、大人になるとあっという間ですけど、やっぱり長いですよね。10年何かやってれば、それなりに経験も知識もついてくるし、ある程度その道のプロになれるというか。

それでいうと私はそろそろタカラヅカファン10年なんですよ。

前も書いたようにタカラヅカは100年を少々超える歴史があるんで、10年ファンなんてまだまだひよっこなんですが、それでもその長いタカラヅカの歴史の約10パーセントを知ってると考えるとやっぱり長いなと。

そりゃ、下級生の頃から目をつけてた人がトップになったりするよね。

知れども知れども魅力の湧き出る底なし沼のようなタカラヅカ。これからも体力(とお金)の許す限りヅカライフを満喫したいと思います。

宣誓終わり。

宝くじで宝塚

なんと、宝くじのCMが宝塚とコラボとは。今度は演目でジョジョもやるらしいし、最近更に攻めてるなー、宝塚。

CMには星組トップスターの紅(くれない)ゆずるさんがトップスターとしてでてます。

が、なんというか、この人をCMにだすんやったら、喋らせたほうが絶対面白いのに・・・と思った宝塚ファンは私だけではないに違いない。

シリーズCMみたいやし、後半では喋ってくれること希望。

歴史が動くその時に

早いもので、宝塚ファンになってはや10年近くたとうとしている。時間の流れが早すぎて、浦島太郎は絶対におとぎ話ではく実話に違いないとしか思えない今日この頃。

宝塚の魅力についてなら何時間でもハイテンションで語れるが、面白いもので人によって何に魅力を感じるかはやっぱり違う。

私にとって、数ある「宝塚ファンでよかった!」という瞬間のうち、譲れないのは「新たなスターの誕生の瞬間をまさに目撃する」とき。

宝塚はスターシステムというシステムになっていて、出番や歌、衣装でわかりやすく「この人はスターさんですよー」というのを提示してくれるので、初めての人でもあの役の人がスターさんなのね、と一発でわかる。

が、上り調子でぐいぐい来てるタカラジェンヌは、そういう衣装とか、出番とか、劇団の事情とか、観客が誰のファンかとかぶっちぎりで無視して「俺を(私を)観ろ〜!!!」と言わんばかりに観客の目と心を奪っていく。

そして面白いもので、それは長く観劇しているからわかる特別な感覚ではなく、初めて観劇した人でもわかる、かなり明確な感覚なのです。なぜ断言出来るかというと、そういう公演に行き合わせたときは、幕間や観劇後に周りからは「◯◯さんがかっこよかった」「◯◯さんに目が釘付けになった」という言葉しか聞こえて来ないし、初心者を連れて行った時もたいてい第一声は「◯◯の役をやってた人がかっこいい」と、その人に関する感想が出てくる。

この、上り調子のタカラジェンヌのオーラとそれに巻き込まれる観客の空気感というのは、もう映像ではどれだけ鮮明に映したところで、4Kだろーが10Kだろーが絶対に伝わらないんですよ。

まさに、生だからこそ感じられる高揚感。

そして、こういうタカラジェンヌはたいていその後かなりのスターさんになる。つまり、そういう今まさに花開こうとしてる歴史的瞬間を私たちは見てるわけです。そして、その後その人が立派に大スターさんになった時に、「ああ、あの人はあの公演のあの場面で目覚めたのよね、私観劇してたけど。」と歴史の目撃者であることを自慢して、後発ファンに地団駄を踏ませるのが長年のファンの楽しみでもある。(しかしそこは100年以上続く宝塚。上には上がいるのでファン10年なんてまだまだひよこレベルですが。)

最近で言うと、星組の宝塚大劇場公演スカーレットピンパーネルの主人公の敵役ショーブラン役をやっていた男役の礼真琴さんがまさにもうグイグイ来ていた。もう、視線の持っていかれ方が半端ない。彼女が歌い出した時の高揚感が半端ない。最後のフィナーレのショーでの身体のキレが、他とは違うカウントで踊ってるんじゃないかと思うほどキレッキレ。


(左端の黒い衣装の人が礼真琴さん)

彼女はすでに星組2番手だけど、もうまさに今は宝塚の男役を演じるのが楽しくて楽しくてしょうがない、と言う感じ。

そう思った矢先、宝塚ファンのための雑誌「歌劇」を読んでいた時に、彼女の「休みの日も演劇を観に行ったり、何かしら演じることに関連したことをしていて、もはや趣味」と言うようなインタビューが載っていて、やはりなと納得。

舞台というのは本当に雄弁で、演じているのだけど、その人の心の状態が本当によく見える。お芝居よりも、その人がその人として舞台に上がっているショーではまさにそれがよくわかる。

その、映像では絶対に見えないタカラジェンヌたちの心に触れるために、我々ヅカファンは劇場に通うのかもしれない。(よくは知らんけど、AKBファンとかもそうなのかもね)

ヅカファンの生態がみごとに書かれた漫画もいくつかあって、ヅカファンはもとよりヅカファン以外の人にもかなり面白く読める本ばかり。超オススメです。Kindle版もあるよ!

宝塚が好きすぎて辛い

ドイツに移住して(というか海外に住んでいて)一番辛いこと、それは大好きな宝塚歌劇に観劇になかなか行けないことである。(家族や友達に会えないっつーのは除いて。)

食べ物は、このブログを見ていただければわかるように、なんとかなる。特に最近日本食ブームやから、日本食レストランも結構あるし。

映像でも見れるでしょ、という人がいますが、それはちがーう!!舞台はナマモノなんですよ!映像には映らないいろんなものが、舞台にはあるんですよ!具体的にはタカラジェンヌのキラキラとか!(大真面目)

このご時世に、ライブなエンターテイメントが無くならない理由は、やっぱりナマだからこその肌で感じる感動があるからだと思うし、私にとってはそれが宝塚歌劇なんですよ。

だから、週末に弾丸帰国して、神奈川で全国ツアーを1公演、東京で通常公演をもう1公演観るとか無茶なことをしたりもして(苦笑)

今回日本に帰国した時には、観劇できないならせめて印刷物を、と思って宝塚歌劇関連の雑誌や写真集を大量に購入してドイツに帰国。帰りの機内で熟読しながら、観たばかりの星組公演を脳内再生してるうちにあっという間にドイツに着いてしまいました。

ああ、宝塚が好きすぎて辛い…